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判断材料のひとつとして

カウンセリングでは、相談者とカウンセラーの信頼関係が大変重要です。とはいうものの、実際に会って会話をしたり雰囲気に接しないと、信頼し得るカウンセラーかどうかの判断は難しいところです。
しかしながら、たとえホームページ上でも私のことを少しでも多く知っていただければ、お問い合わせするかどうかの判断材料の一つになるかと思います。ご興味がある方は読んでいただき、ご判断の参考になさってください。

【うつ病経験者はカウンセラーになれない?】


私は、過去にうつ病と適応障害を経験しています。
あるカウンセリングの研修を受けた際、講師の方が「うつ病経験者はカウンセラーにはなれない」と仰っていました。
理由は大きく二つでした。

 

1つは、カウンセラー自身のうつ病の経験枠の中で相談者を見てしまうからということ。つまり、自分の経験を通してしか相談者を見ることができず、共感できているような錯覚に陥るからということです。
2つ目は、カウンセラーがストレスに耐えられないということ。カウンセリングは体力や精神力を使う場合も多いので、うつ病経験者はそのストレスに耐えられないだろうということです。

お話としては理解できますが、私の考えは違います。

私は「自分がうつ病経験者だから良いカウンセラーだ」と言う気はさらさらありませんが、うつ病経験者はカウンセリングができないとも思っていません。
人は誰でも自分の価値観を通して物事を見ています。無意識にそうしているのです。カウンセラーも同じです。しかし、カウンセラーはそのことを理解したうえで、相談者の話に耳を傾けるのです。

私が抑うつ状態の相談者のお話を聴く場合、確かに自分の過去の経験が頭に浮かぶことはあります。「自分と似ているな」と思うこともあります。しかしだからと言って、その相談者の今の状態と過去の私の状態が同じなどとは全く思いません。頭に浮かんだ過去の記憶は、それはそれとして置いておいて、今目の前にいる相談者に集中するのです。また「自分も経験者だからわかりますよ。」などと雑談のようなことは言いません。

とはいうものの、研修講師が仰ったことを無視しているわけではありません。うつ病を経験したカウンセラーが注意しなければならないことと心に留めています。

 

【うつ病について】

私が最初にうつ病と診断されたのは、2008年です。

当時の私は仕事が大好きで、仕事が最優先の日々でした。”仕事の疲れは仕事で癒す”ような感覚でした。勤務地が自宅から近かったこともあり、深夜まで仕事をすることが多く土曜日も出勤していました。仕事は何でも引き受ける方で、頼りにされることをうれしく感じていました。効率化よりは時間でカバーするという力技の仕事ぶりだったのです。

そんなある朝、突然体が言うことをきかなくなりました。頑張っても起きることができないのです。最初は疲労かと思いましたが、来る日も来る日も改善しません。食欲もなく、カーテンを閉め切ったまま一日ベッドの中で過ごしました。うつの場合不眠になる方が多いですが、私の場合は過眠でした。風呂にも入らず髭は伸びたまま。気が付くとテレビのチャンネルを変え続けている自分がいました。

少し落ち着き「外出できるかもしれない」という気力が出てきた頃、精神科を受診。診断は過労によるうつ病で当時した。投薬が始まり、比較的早く抑うつは改善されていきました。

そうるすと気になるのが仕事のことです。上司や同僚に迷惑をかけていると思うと気が気ではないのです。当時はノートパソコンの持ち出しを厳しく禁止されていなかったため、自宅に持ち帰っていた私は、メールをすべてチェックするなど、職場復帰にはやる気持ちを抑えられずにいました。

復職時には特に段階的に出勤時間を延ばすという処置もなく、早い段階で元の生活に戻っていきました。発病前の生活に原因があったのにもかかわらず、そのことを私は全く理解せずに同じ生活パターンへと戻っていったのです。このことが再発へと繋がることになります。

 

【うつの再発・適応障害】

2011年、東日本大震災があった年です。
仕事にも震災の影響は及び、多忙な日々が続きました。疲労が響く年齢になっていた私は、以前より頑張りが効かなくなっていました。それでも仕事を認めていただき、責任ある立場を与えていただきました。私は、相変わらず仕事以外に大した楽しみを持たない生活を続けたのです。

マネジメント中心へと仕事の役割が変わっていきましたが、私にはそれがうまくできませんでした。そんな自信を失いつつあった私に、厳しく接する人物が現れたのです。最終的に、私はその人の視線や発言ばかりを気にするようになり、以前は考えられないほど出社が辛くなりました。一日を乗り越えるのが精いっぱいの日々が続き、ある時激しい腹痛と吐き気に襲われました。検査をしても異常なし。しかし、症状は治まりません。再び精神科を受診し適応障害と診断されることになります。

その後2回目の休職となります。復職時に他部署へ異動となり、私にとって厳しいその人と関わることはなくなりました。
その後服薬はしばらく続きましたが、現在は服薬しておりません。お陰様で再発することなく現在に至っています。

 

【カウンセラーを目指すきっかけ】

私は、大学で心理学を学んだわけではありません。そんな私が心理学に興味を持ち始めたのは、子どもたちの自立を考える仕事を任されてからです。前職の学習塾の考え方は、「子どもたちの学習意欲を引き出し、教師に依存するのではなく学習において自立させることが成績向上に繋がる」というものでした。いかに意欲を向上させるか、その方法を研究し具体的な指導法にするという業務に携わる中で、私は心理学に触れることになります。

一方で、学習塾の現場に勤務していた当時は、たくさんのお子さんや保護者と面談する機会に恵まれました。お子さん一人ひとりに合う学習方法を提案する営業を兼ねた学習コンサルなのですが、提案するためにはお子さんの現状を把握しなければなりません。現状を把握するためにお話を伺うのですが、特に保護者はご自分の気持ちを私に話してくれました。その気持ちを受け止めることが大切だということは、知らず知らずのうちに掴んでいたように思います。

そのような中、カウンセラーを目指す決定的なきっかけになったのは、やはり自身がうつ病を経験したことです。個人事業へのキャリアチェンジは甘いものではありませんでしたが、うつ病の経験は私を突き動かすだけの力がありました。

当初は、うつで苦しんでいる方の力になりたいという気持ちだけでしたが、メンタルヘルスについて学ぶようになり考えが広がっていきました。メンタル不調で辛い思いをされている方の力になるのはもちろんですが、不調に陥る前に食い止めなければならないということです。そのためには、セルフケアを中心とする情報を発信していくことと、カウンセリングを気軽に利用していただけるように努めていくことが必要だと考えています。

 

私は、カウンセラーとしてのキャリアは十分とは言えません。また、私一人だけの発信力は微力なものです。しかしながら、これからも研鑽を積み一つでも多くお役にたてるよう邁進して参ります。

最後までお読みいただき、有難うございます。


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