こころの案内人のブログ

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カウンセリングって本当に効果があるの?

カウンセリングに興味はあるものの「本当に効果は出るのだろうか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。そこで、一般的なカウンセリングの効果に加え、「こころの案内人」で行っている「解決志向型カウンセリングの効果」についてご説明します。

カタルシス効果

 「カタルシス効果」とは、胸のうちに溜まっていたものを吐き出すことでスッキリし、気持ちが楽になるという効果のことです。「自分の悩みをわかってもらえた」「胸の中に溜まっていたことを吐き出せてスッキリした」といったことですね。

 「それならカウンセラーじゃなくても友人に話せば済むじゃないか。」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。確かに、友人に話をした場合でも同じ効果を得られることがあります。おそらく、その友人はとても聞き上手な方なのでしょう。しかし、私たちは相手の話を聞くよりも、ついつい(悪気なく)自分の話をしたくなってしまうものです。自分が話をしている時に話を遮られてしまったり、話がそれてしまったりしたことはありませんか?雑談ならば構いませんが、それでは相談になりませんよね。

 カウンセラーは、相手の話を評価したり取捨選択したりせず、共感的に聴く訓練をしています。もちろん、途中で話をさえぎって自分の意見を言うようなこともありません。したがって、相談者は安心して自由に話すことができ、カタルシス効果を得やすいと言えます。

 ゲイの方には、自分がゲイだと認識する前から、ゲイに対するネガティブな情報をインプットされることがあります。そのような場合、ゲイと自覚することによって自己否定感が強くなるなど、心理的葛藤を抱えることも少なくありません。葛藤を少しでも和らげるためには、自己開示(自分の内面をありのままに伝えること)は有効な手段です。自己開示の相手として、プロのカウンセラーを選択してみるのも良いのではないでしょうか。カタルシス効果以上の効果を得られるものと思います。

 

前向きな気持ちに変化・新たな気づきを得る

 

1.信頼関係により、立ち向かう気力が生まれます。

 悩みを持つ人は、気分が落ち込んでいたり気力を失っていたりすることが多く、すぐには悩みを解決するために行動することができない状態にある人が多いようです。そのような場合は、まず気分を上げたり失った気力を取り戻す必要があります。

カウンセリングでは、カウンセラーは相談者の話にしっかり耳を傾けます。すると、相談者とカウンセラーの間に「信頼関係」が構築されてきます。これは、相談者の中に「どのようなことでも自由に話しても大丈夫なのだ」という気持ちが生まれてくるからなのです。

この信頼関係の力は、非常に大きいものがあります。カタルシス効果とカウンセラーとの信頼関係によって、「苦しさに立ち向かっていこう。」「問題の解決に取り組んでいこう。」という気力が、相談者の中に生まれてくるのです。このように、信頼関係により気力が生まれてくることもカウンセリング効果のひとつです。

 ゲイの方の場合、まず、ゲイであることを含めた話ができるカウンセラーであるかどうかということが大前提となるでしょう。その条件を満たさないと、本当の意味での信頼関係を築くのは難しいかもしれません。もちろん、ゲイであることを伝えないという選択肢もあり、そのような考え方も尊重しなければならないと思います。

2.「気づき」を得ることができます。

 カウンセリングが始まると、相談者の多くは「自分に自信が持てない」「仕事中はずっと辛い」といった、相談者の状況を訴える事から話を始めます。例えるなら、病院に行って「お腹が痛いんです。」と訴えるのと似ていますね。しかし、それが「苦しい状況になったきっかけ」や「その時の自分の気持ち」といった深い話に変化してきます。ここで、相談者は「今まで気づかなかった自分」に気づくことがしばしばあります。
 この「変化」が起こるのは、カウンセリングの時間内だけとは限らず、カウンセリングの帰り道、自宅での入浴中、通勤途中など、ふとした時に浮かんでくることも多いのです。これは、私も経験がありますが、不思議な現象ですよね。

 このように、今まで視線が届かなかった部分に視線が向けられるように、「気づき」を得られるのもまたカウンセリング効果のひとつです。この「気づき」が増え深まることで、悩みが解決されていきます。

 

解決志向型カウンセリングの効果

自分の中のリソースを見つけることができる

 解決志向型カウンセリングの考え方のひとつに、「相談者こそが悩みを解決する専門家で、悩みを解決するためのリソース(資源。資質・能力)を持っている」という考え方があります。つまり、悩みを解決するのはカウンセラーではなく相談者本人であり、相談者はその力を持っているということです。しかしながら、悩んでいる相談者は自分のリソースには気づくことができません。そこで、カウンセラーがお手伝いをしてリソースを探していくのです。これが、カウンセリングでの対話です。

 「自分の意見をきちんと言えないのが悩み」という相談者がいらっしゃいましたが、話をお聴きすると、気遣いと思いやりがある方だということがわかりました。これらは、立派なリソースです。相談者は「言えない」ということだけに視線が向いてしまい、その近くにあるリソースに気づかないのです。さらにお話をお聴きすると、「意見を言えた時」があることがわかりました。それは、事実に則して意見を言った時とのこと。つまり、意見の根拠となる事実やデータがあれば、相談者は意見を言いやすいということです。これもリソースです。これらのリソースを使い「意見を言う経験を積む」ことで、相談者は自信を持つことができました。

 このようにリソースを発見できることも、カウンセリング効果のひとつです。また、リソースは、その時の悩みの解決に役立つだけでなく一生の財産です。様々な場面で応用できる「生きる力」となっていくはずです。

 

 

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