「悩みの解決」ってどういうことだろう?

あなたに悩みはありますか?
それはいつから悩んでいるのでしょう?
つい最近?、半年前?、1年前?、もっと前からでしょうか?
もし、長い間持ち続けている悩みがあるならば、何か解決できない要因があるはずですね。
こころの案内人では「わかってほしい、解決したい、変わりたいに応えます」を軸に活動していますが、今回は「解決したい」について考えていきます。

【目次】
1.「解決する」ってどういうこと?
2.原因は考えなくていいの?
3.今のままでよい?

4. 解決志向型カウンセリング

1.「解決する」ってどういうこと?

 もし、あなたに悩みがあるのなら、その解決を望みますか? ほとんどの人が「もちろん!」とお答えになると思います。それでは、あなたの「悩みが解決する」とはどういうことでしょうか?
「えっ? 悩みがなくなることじゃないの?」
「問題が片付くことなのでは?」
 もちろん、これらのお答えは間違っていません。ただ、もう少し具体化したいところです。気持ちを未来に飛ばして解決した時のイメージ(「解決イメージ」)を持ってみる。この「解決イメージ」を持てないことが、なかなか悩みを解決することができない要因のひとつなのです。
 
 「解決イメージ」とは、あなたの悩みが解決したならば、あなたやあなたの周りはどのような状態になっていて、あなたはどのような気持ちになっているのかということです。ポイントは、今の状況はちょっと横に置いておいて「こうなったらよいなあ」という感覚で、視点と気持ちを未来に飛ばしてみることです。現在の状況の延長線の未来ではなく、理想の未来でよいのです。「できるかできないか」ということも、ちょっと横に置いておきましょう。悩みや問題が解決したあとに広がる理想の状態、それが「解決イメージ」といえます。

 「解決イメージ」と現在のギャップは、大きいものかもしれません。しかしながら、「解決イメージ」を持つことで、そこに到達するまでに何をしていけばよいのかが明確になっていきます。一挙に解決イメージへと到達することは難しくても、そこまでの道のりに小さな「ゴール」を設定し、そのゴールに到達することなら可能なはずです。できることからで良いのです。スモールステップで良いのです。このスモールステップを確実に進み小さなゴールに到達することは、必ずや自信に繋がりやる気が増していくはずです。そして「解決イメージ」へと近づいて行くのです。

 長引いている悩みがある方は、ゴール、つまり何をすれば良いのかが曖昧になっているのではないでしょうか。そのような場合は、まず視点を思い切り未来に飛ばして「解決イメージ」を描くことから始めることをお勧めします。

2.原因は考えなくていいの?

 ここまでお読みいただいて
「悩みの原因について考えなくていいの?」
「原因を探して分析してから解決策を考えるべきでは?」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 仰る通り、原因を突き止めないと解決できない悩みや問題もあります。一方で、原因が一つではなく複数存在している悩みや問題もたくさんあります。長い間解決できずにいる悩みや、何かしらメンタルが関係している悩みの多くは、複数の原因が絡み合っていることが多いようです。そのような場合、原因を突き止めようとすると多くの労力と時間を要し、その間に新たな原因や問題が発生することもあるのです。そうなると、余計に原因を分析することが難しくなりますよね。

 ポイントは「原因探しはほどほどにする」ということです。もし「原因」に気を取られていた方は、「解決」をイメージすることに焦点を移してみて下さい。気持ちが楽になり、何をすれば良いかが見えてくるはずです。

3.今のままでよい?

 悩みがなくなれば良いと思いつつ、原因分析にしろ解決イメージを持つことにしろ、どうも気が進まないという方もいらっしゃるでしょう。あるいは、頑張ってはいるものの、なかなか前進しないという方もいらっしゃるかもしれませんね。そのような方は、もしかすると「今のままでよい」と無意識のうちに思っている可能性があります。
「いやいや、自分はずっと悩んで苦しんでるんだよ!」
「頑張っているのに、問題が難しすぎるんです・・・。」
そう反論なさりたい方もいらっしゃるでしょう。

 実は、私にもなかなか解決できない悩みがあります。また、悩みまでとはいかなくとも「変えたい」と思いつつ変えられないこともあります。一方で、解決できた、変えることができた、という経験もあります。その差は「解決するのと今のままでいるのと、どちらが居心地が良いか」という無意識な判断にあるようです。そして、それは「解決イメージを描けるかどうか」という差でもあります。
 人間は、慣れ親しんだ環境から離れることに不安を抱きます。解決したり変わるということも現在の環境から離れるという意味では同じで、無意識のうちに不安を感じているのです。決して怠けているわけではないのですね。

 こういった意味からも、「解決イメージを描くこと」から始めることをお勧めします。それも気が進まない、前進しないという場合は、まだ行動するタイミングではないのかもしれません。あるいは、ひとりで行動することが難しいのかもしれませんね。焦ったり、自分を責めたりする必要はありませんので、タイミングを待つか、カウンセラーに相談なさってみてください。

4.解決志向型カウンセリング

 こころの案内人では「解決志向型カウンセリング」を行っています。これは、今まで述べてきたような「原因よりも解決に焦点を当てた」カウンセリングです。原因探しに時間を費やさない分、比較的短期間で終了するカウンセリング方法です。
 
「解決志向型カウンセリング」ではあなたのお話をしっかりお聴きし、「わかてほしい(聞いてほしい)」というお気持ちにもしっかりお応えします。そして、重要なのが「解決イメージ」を描くこと。あなたが描くことができるよう、しっかりサポートします。そして、その「解決イメージ」に到達するようスモールステップのゴールを設定し、具体的な行動に移っていきます。

 この時のポイントは、あなたがすでに持っている力を引き出し生かしていくことです。「力が無いから解決できないのに・・」いえいえ、気づいていないだけで、あなたは生かすことができる力を必ず持っています。この力とは「経験」やあなたの周りの「人」や「環境」も含みます。この力を引き出すお手伝いをするのがカウンセラーです。

 「解決志向型カウンセリング」を受ける過程で身に付けたさまざまなスキルには、以後の「こころのセルフケア」で活用できるスキルが満載です。私がお勧めする理由は、ここにもあります。
 ご興味、ご関心がある方は、ぜひ「解決志向型カウンセリング」のページも覗いてみて下さい。また、お問い合わせもお待ちしています。
 

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