「ありのまま」それとも「変わる」?

「ありのままの自分を受け入れましょう。」
「過去と他人は変えられない。だから自分が変わりましょう。」
反対のことを言っているような気がしますが、どちらも「なるほど~」と思える言葉ではないでしょうか。
あなたなら、どちらを選びますか?
こころの案内人では「わかってほしい、解決したい、変わりたいに応えます」を軸に活動していますが、今回は「変わりたい」について考えていきます。

【目次】
1.2つに共通すること
2.「変わる」とはどういうことか
3.自己理解が大切なわけ

4. 自己変容カウンセリング

1.2つに共通すること

「ありのままの自分を受け入れる」「自分を変える」
もちろん、どちらかが正しくどちらかが間違っているということはありません。反対のことを言っているような2つの言葉に、共通していることがあるのです。何だと思いますか?

 それは「自分を知る(自己理解)」ということです。
「ありのままに自分を受け入れる」には、ありのままの自分とはどういうものなのか、また、そんな自分を受け入れることができるのか、しっかりと自分を見つめる必要があります。一方、「自分が変わる」には、自分のどのような所を変えたいのか、それは変えた方が良いことなのか、色々な角度から自分を知る必要があるのです。もし、変える必要がないのなら「受け入れる」ことになるかもしれません。

 反対の意味のような2つの言葉ですが、スタートは「自己理解」から。自分を見つめることは大切なことなのです。

2.「変わる」とはどういうことか

  私たちは、子どもの頃から身近な大人たちの影響を受けたり、さまざまな体験をしたりする中で、自分なりの「価値観」を持つようになります。この価値観は、物事の捉え方、考え方などの傾向やパターンを作りだします。そして、この傾向は「自動的」に現れ、私たちの考え方や行動に影響を与えるようになるのです。

 例えば、食事をを思い出してみて下さい。多くの人は「いただきます」と言って箸を手に取るでしょう。そして、みそ汁のお椀を手に取るのではないでしょうか。「どれから食べたら良いか迷うなあ」ということも時にはあるでしょうが、日常においてはほとんど「自動的に」手を動かしています。これが「まずは箸を持って・・・」といちいち考えて行動するのでは大変ですよね。
 考えなくても済んでいるのは、私たちの中にさまざまな考え方や行動のパターンが出来上がっていて、その時々に応じて自動的に発動されるからなのです。

 一方、自動的に発動される考え方や行動の中に、私たちにとってあまり都合のよくないものがある場合も。例えば、
「自分の意見を引っ込めてしまい主張しない」
「相手の顔色を気にしてしまう」
「すぐに自分が悪いと思ってしまう」
「ついつい相手を見下してしまう」
「人を信用することができない」・・などです。
こういった考え方や行動は、私たちを苦しめたり生きづらくさせたりしますが、やはりその時々に応じて自動的に発動されてしまうのです。

 「自分が変わる」というのは、この「自分にとって不都合な考え方や行動」を変えるということです。「なんだ、別人のようになるわけじゃないのか。自分はもっと変わりたいのに。」と思われたあなた。もし、あなたを苦しめ縛っている考え方や行動がなくなり、もっと前向きなものに変わったとしたらどうでしょうか。別人とまではいかなくても、今までよりも生き生きとした日常が待っているのではないでしょうか。
 「自分が変わる」とは別人格のような人間になることではなく、自分の中の生きづらさを見つけて改善していくことです。また、自分の中の良い部分を見つけて伸ばしていき成長していくということでもあるのです。

3.自己理解が大切なわけ

 「生きづらい考え方や行動」は、自動的に発動される場合と発動さない場合があります。したがって、どのような時に発動しやすいのか、把握する必要があります。また、その時に自分がどのような気持ちになったのか、何か身体の反応は起きたのか、どのような対処をしたのか「モニタリング」をする必要もあります。
 闇雲に自分を変えると言っても変えることは困難です。具体的にどのような部分をどう変えるのかを明らかにしなければ、変えたいという「願望」だけで終わってしまう可能性が高いからです。「自分の良い部分」も同様で、具体的に何をどのような状態にまで伸ばしたいのかイメージできないと、行動には移せません。

 この「モニタリング」を重ねることが「自己理解」にもつながります。実は、モニタリングができるようになることは、自分を変える上で大変大きな一歩になるのです。モニタリングできるということは、自動的に発動されている自分の考え方や行動のパターンに「気づく」ということだからです。「今、発動しているな」と気づくことができるのとできないのとでは、その後の行動に大きな差が出てきますよね。

 「モニタリング」や「自己理解」は、自分を変える上でもこころのセルフケアの上でも大切な要素になります。自分の考え、感情の動き、行動に目を向けてみてはいかがでしょうか。

4.自己変容カウンセリング

 こころの案内人では「自己変容カウンセリング」を行っています。実は、わざわざ「自己変容」と付けなくても、どのカウンセリングにも自己変容の効果があります。例えば、話を聴いてもらうだけでも気づきを得ることができ、その気づきが自己変容へとつながっていくからです。

 こころの案内人の「自己変容カウンセリング」ではあなたのお話をしっかりお聴きし、「わかてほしい(聞いてほしい)」というお気持ちにもしっかりお応えします。そして、あなたが変えたいと思っている「生きづらい考え方や行動のパターン」あるいは「伸ばしたいと考えている良い点」をモニタリングして明らかにし、どのように変えていきたいか、目標設定をサポートします。そして、その目標に到達するよう具体的な行動をあなたと一緒に考え、行動と効果の確認を行っていきます。

 こころの案内人では、さまざまなカウンセリングを通じて「こころのセルフケア」の方法についてもお伝えしています。「自己変容カウンセリング」も、以後に活用できる「こころのセルフケア」のスキルが満載です。
 ご興味、ご関心がある方は、ぜひ「自己変容カウンセリング」のページも覗いてみて下さい。また、お問い合わせもお待ちしています。
 

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